過去・現在・未来「時をかける」生き方

連載『私は熱狂をつくれる』 御代川舞花

過去・現在・未来「時をかける」生き方

どうも、御代川です。

最近、編み出した生き方があります。をれは「時をかける」生き方。

きっかけは、小さなグループ、ストレングスファインダー愛好会。私の関心は、どうも時の流れに縛られないようだ。そこから悶々と考えて、本記事を書くに至りました。

私が普段どのように世界をみているのか?少しご紹介いたします。

それでは、どうぞ。

〈過去〉

私は小学生の時から歴史の授業が大の苦手でした。何年の何月何日にナントカが起こった…?起こった出来事はともかく、それがいつだったか?てんで覚えられず苦労しました。もう、ダメダメすぎてお手上げでした。今思えば、興味がなかったのです。その一言に尽きます。はい。

大人になった今でも、基本姿勢は変わりません。私は普段から過去の追体験をしながら生活をしています。失敗を思い出してクヨクヨすることもあれば、してやったりと大成功を思い出して悦に入ることもあります。

でも、それが何年の何月何日の出来事だったか?なんてことは考えません。というよりは、追体験型記憶回想を繰り返しているので、あえて言うならばそれは「今」起こっている事なのです。こうなってくると、正確な時系列なんてどうでも良いし、実際のところ私の中でグチャグチャというのが正直なところです。

混乱しないの?全然しないのです。記憶は「スポット/点」で記憶しています。もっと言うと「抽象概念ベース」で整理されている。例えば、何もないところでずっこけて痛いし恥ずかしかっただの、エレベーターのドアに挟まれたおっちょこちょいな御代川えへへだの、お札と一緒にレシートまで出てきてだらしない事がバレただの。これはカテゴリーでいくと「やっちまったな、私」枠の思い出群です。そこに、時系列は関係ない。しかも思い出しては追体験をしているので、ますます何月何日はホントどうでも良い。

〈現在〉

「今を生きる」どう?格好いいでしょ!このあたりの生き方については、最近革命が起こったばかりです。さる方のお言葉『耳で聴いたことに意味はない。心で聴きなさい。』まさに!です。私は中学生の頃からイヤホンで音楽を聴きながら電車通学、自主学習、感情の整理をしてきました。ここで注目すべき点は、音楽を聴き「ながら」生活をしていた、というところです。音楽一音一音、歌詞一言一言すべてに集中して没頭していたわけではない。私の意識はそこには在りません。じゃあ、どこに?「心」です。今、心で感じていることに集中して自分の世界に浸る…それが、どうしようもなく心地が良いのです。

アーティスト/御代川。私の作品の創作スタイルは「心を揺らす」感情の振れ幅を大きくした状態で作品作りをしています。『自分が感動していなければ、人を感動させる文章を書く事は出来ない』これも、私がたいへん影響を受けた考え方です。音楽をかけて感情を思いっきり揺らす、その状態で文字を書く。ここでも、音楽は聴いているようで聴いていない。私の意識は「心」に集中しています。心から湧き上がってくるモノを言語化しているだけなのです。

〈未来〉

未来については「私は成功する」と決めてしまうことです。ゴールを決めてしまう。何億稼ぐとか、表面的な事はあまり重要ではない。「腹を決めよ。」そういうことです。ビジョンをいくら描いたところで覚悟が出来ていなければ、結局そこに到達することは出来ません。自分が幸せになる「許可」を自分に出す。もっと一般的な言葉でいくと、マインドブロックを外す。マインドブロックは、自分で外せます。もちろん、他人のヒントや助けは必要です。でも、結局やるのは「自分」なのです。是非あなたも、自分で自分を幸せにしてあげてください。

〈抽象概念に生きる〉

私にとって個別具体的なエピソードは、本当に「どうでもいい」。例え話は単なる例えであって、それ以上でもそれ以下でもない。関心があるのはもっと本質的なところです。ゴシップ好きを否定しているわけではありません。それぞれの好みの問題だと思っています。私は、胡蝶の夢について考えて心を遊ばせている時間が好きなのです。ゆく川の流れについて絶えず考えていることが好きなのです。

そんな生活をしていると、過去・現在・未来…時系列など、本当にどうでも良くなります。時流をよむ事は必要ですが、いくら時が流れようと本質的な事は変わらない。私はそう思っています。そうなると「時をかける」事に抵抗がなくなります。というより、時という概念がマインドから抜け落ちます。小さな事に引っかかってエネルギーをそがれることもなくなります。限られた時間とエネルギーを、命を何に使うのか?常に考えながら生活をしていく。そうすると、後悔のない人生となる。私は、そう信じています。

皆さまが穏やかに過ごせますように。


執筆者

御代川舞花 Maika Miyokawa

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