意味がない”から”続けてみる|2025年8月13日 寄り道雑談ラジオ#4
- テル.浜野
- 2025.08.13
- Editor-in-chief

この記事は「寄り道雑談ラジオ#4」の配信回を体裁を整え、再編集を加えて記事化したものになります。
https://open.spotify.com/show/7j7jtapZU0bGp4i16Yvl2P?si=q9dsdCXHTc2_BJw3jMQtsw
まえがき
こんにちは。寄り道雑談ラジオのテル.浜野です。
2025年8月13日、水曜日。埼玉県草加市の自宅から録音でお届けしています。
今日はいつも仕事を手伝ってくれている小谷さんとともにお送りします。
日常のなかで忙しさに身を委ねていると、それがひと段落したとき、ふと“余白”のような時間が訪れることがあります。
その瞬間、自分の輪郭があいまいになり、感情がどこにあるのか分からなくなることがあります。
このラジオでは、そうした瞬間にあえて立ち止まり、自分の体験やこれまでの学びをもとに、どうすれば日々を穏やかに、自分の輪郭を保ちながら生きていけるのかを考えていきます。
誰かに向けてではなく、自分に向けて語るように。話すことは、少しずつ自分の輪郭を取り戻す行為なのかもしれません。そんな思いも込めながら、今日もゆるやかに始めます。
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1|近況:体調が戻りはじめたこと/夜は白黒にすること/記録は続けてみること
ここしばらく続いていた不調が、ようやく少しずつ引いてきました。
進められていないお仕事もあるので、お盆にかけて進めていきます。
前回のラジオでも話しましたが、夜はスマホを白黒(グレースケール)にすることを続けています。
色が落ちるだけで、画面から入ってくる刺激がやわらぐ感覚があります。写真や動画の鮮やかさが消えると、目が追いかける情報が少なくなる。その結果、寝る前に“つい”見てしまう時間が短くなりました。
一方で、Instagramなどで表示される写真はモノクロになるため、ハイライトからシャドウへの階調が見やすくなり、逆に見入ってしまう現象もありました。ここは面白い誤算でした。効果と副作用の両面を見ながら、しばらく続けます。
もうひとつは、記録の習慣です。
睡眠、読書、食事や体重、運動。むずかしい管理は苦手なので、開いて5秒で入力して閉じる——それだけにしています。
やってみて分かったのは、項目ごとに手応えが違うこと。運動は回数や重さが見えやすく、数字の変化がそのまま小さな報酬になります。一方で、睡眠や読書は「できた/できない」に寄りやすく、積み上がる実感が弱い。
だからこそ、いまは“正解探し”を急ぎません。合うものと合わないものが分かれたら、それで良い。合わない形を無理に押し通さず、合う形に寄せる。記録は見せるためではなく、現在地を知るために使う。そう考えると、見え方の弱さも次の調整のヒントになります。
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2|お盆のこと:特別ではなくても、続けるための“会う設計”
今年は、10年ぶりくらいに会えた人がいました。
始まりは、友人のひとりが困っていそうだという、別の友人からの連絡です。
「なんだか様子がおかしいかもしれない」。その一言で、すぐに予定を調整してご飯に行くことにしました。
その夜、劇的な出来事があったわけではありません。
ただ、帰り道に考えたのは「定期的に会う“設計”そのものが大切かもしれない」ということです。
会うことに強い意味を持たせなくていいということ。
むしろ、その軽さが大事です。重くないから続く。重くないから来られる。重くないから、言えることがある。お盆のように「決まっているからやる」ものが、暮らしの中に残り続けてきたのは、そういう軽さと継続の相性が良かったからではないかと感じています。
そこでまずは、10月に一度集まることから始めようと思います。
人数は10人程度の高校の時の仲が良かったメンバーで。全員が来られなくても気にぜずタイミングが合う人だけでも良いという感じで、家族が増えた人もいるので無理ない程度にまず一回やってみる。続けていればきっとタイミングが合う場面も増えてくると思うので、毎年続く形でできたら良いなと思っています。それに価値があるかないかは現段階ではわかりません。ただ長期的に考えた時に、これが誰かの何かを変えていく気がしています。
ここで重要なのは「なにか感じない回」も許すという姿勢です。
会ったからといって、すぐに体感的に感じることが必ずしもあるとは限りません。むしろ、何も起きない回のほうが多いでしょう。けれど、それが重要なのかなと思っています。成果指標が立たないものほど、意味が見えづらい。でも、見えづらいだけで、意味がないとは限らない。お盆はその好例な気がしています。意味がすぐに言葉にできるレベルではわからなくてもみんなが続けている習慣。多くの人にとっては、何かはっきりはわからないんだけど、それでも残っている。そこにヒントがあるように思うのです。つながりの距離を短く保つという、地味だけれど大事な効果がある。続けてみないと分からないことは多い。だから、まずはやってみる。特別ではない集まりを、特別ではないまま続けてみる。お盆から受け取ったのは、そういう小さな設計でした。
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3|個人事業主として生きていくこと:最低限の設計と、自分の課題を育てること
収録の中で、小谷さんからこんな問いがありました。
「個人事業主として、ずっと生きていくのか?」
掘り下げると、「(小谷さん自身の)キャリアが積み上がっている感覚が弱いことへの違和感」というテーマでした。
彼も個人事業主として活動しており、自分に積み上がる何かがないと感じる場面がある。そこから、この質問に至ったとのことでした。
まず前提として、社会で生きる以上、最低限は暮らせる設計が必要です。
たとえば、自分が働かなくても回る仕組みをどこかに持っておく。長い目で見れば、そうした土台を着実に作っていくことが大切です。いまの自分の場合、それは土日の仕事が担っている部分かもしれません。ここは軽く触れるに留めます。
そのうえで、いちばん大切だと感じているのは、「自分の課題感やテーマを持つこと」です。
自分のテーマを追いかける過程そのものが楽しい。その結果として、視点や経験が育ち、誰かの役に立つ可能性が広がる。生活も、そこから整っていく。そういう流れを意識してつくることが重要だと考えています。
改めて、今の自分の課題は何だろうと考えると
今改めて動画や写真というメディアの性質や過程を勉強したいと思っていたり時間についても非常に興味があります。
一般的には1日は24時間で進みますが一方で、時間は対象物との関係のなかで“想像される”という見方もあります。
たとえば、僕であれば岡山でおばあちゃんと過ごす時間は早い。
一方、電車を待つ時間や退屈してしまっている時間は長く感じる。
同じ時計の針でも体験の長さは違います。これは誰もが経験があると思うのですが、どうしても1日24時間である、ということにフォーカスされ過ぎているようにも思います。
もちろん社会の中で生きていく限りはそれが大切ではあるのですが「自分は関係値の中で想像される。
この捉え方でどう自分の生活が変わってくるのかも今後丁寧に見ていきたいと思っています。
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おわりに
このラジオの内容は、ブログ「寄り道」でも再編集して記事として読めるようにしています。
感想やメッセージは、InstagramのDM、あるいはブログのコメント欄まで。
いただいたメッセージは、来週のラジオでご紹介させていただくかもしれません。
それでは、また来週の水曜日にお会いしましょう。
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※p.s.
最近GPTと一緒に記事を作っていますが、この会は非常にニュアンスを残すことが難しかったです。。
指示の出し方がうまくいかなかったのかな、、、、鋭意改善していきます。涙
執筆者
テル.浜野 teru.hamano
